災害は予測できませんが、災害に備えることはできます。まず、ご家庭の備えから始めましょう。ご家庭をより安全にするためにどんなことができるか、以下の説明をお読みください。

家庭内の安全対策

非常時の人や家屋への被害を軽減できるようにしましょう。

  • 縦長の重い家具類は金具やバンドで固定する。
  • 重くて壊れやすいものは棚や食器棚の下段へ移す。
  • 壁掛けの額縁や鏡は釘1本で留めずに、適切なフックを使用する。
  • ガスや水道管の元栓と配電盤のある場所を確認する。
  • レンガやコンクリートでできた煙突は地震の揺れで崩落する危険性が高いため、Natural Hazards Commission Toka Tū Ake (自然災害委員会) の公式サイトで煙突の耐震補強についてご確認ください。
  • 独立基礎の家屋は、基礎の状態、ならびに基礎と家屋の接続状態が良好かどうかを確認する。

2021年2月にNew Zealand's Residential Tenancy Act (住宅賃貸法) が改正され、借主による地震対策がしやすくなりました。賃貸物件に住んでいる方でも、家主や管理会社の承認を得れば、様々な地震対策を講じることができます。

Ko e laini matutaki ki Fafo
Natural Hazards Commission Toka Tū Ake logo

ご家庭でできる防災対策については、Natural Hazards Commission Toka Tū Akeの公式サイトをご覧ください。

損害保険の確認

建物・家財に保険をかけておけば、被害にあっても生活を立て直しやすくなります。火災保険を含む民間の損害保険契約に加入すれば、自動的に自然災害委員会のNHCover (旧EQCover) の補償も適用されます。

保険契約は定期的に見直してください。

見直し時のチェック項目:

  • 補償内容 (補償の対象、対象外)
  • 災害後の家屋の建て直しと貴重品の買い替えに十分な補償額かどうか

自然災害にあったら、被害状況をできるだけ多く撮影してから取引先の損害保険会社に保険金を請求します。保険会社は自然災害委員会に代わり、損害鑑定から保険金支払いまでの一連の手続き (NHCoverの補償部分も含む) を代行します。

ご家庭の備え

ご家族や大切な方々と、万が一の場合に何をすべきかを話し合い、それぞれが理解するようにしましょう。