宇宙天気は太陽表層の活動によって引き起こされます。大規模な太陽嵐が発生することは稀であり、発生した場合でも人畜無害ですが、電力網に損害を与える可能性はあります。
宇宙天気によって停電が起きた場合、復旧までに最長6日間かかることがあります。宇宙天気の発生時やその前後にすべきことを確認しておきましょう。
宇宙天気は電力網に損害を与える危険があり、送電網保護のため、その一部あるいは全体を遮断することがあります。全国の送電網はトランスパワー社が運営管理しています。
停電は日常生活を混乱させるため、送電網を遮断するのは長期的な損害が見込まれる場合に限ります。
停電は、生活に欠かせない次のようなサービスにも影響を及ぼします。
わたしたち一人ひとりが、宇宙天気の影響に備えることができます。自宅で主に電気を使う場所について考えてみましょう。
宇宙天気は人畜無害ですが、何日も停電になる可能性があります。
停電時にどんなことが起きるかを想定して、家庭内で防災計画を立てておくとよいでしょう。
停電時にコンセントを抜く必要がある電化製品を一覧にしておきましょう。電化製品のコンセントを抜いておくと、電力復旧時のサージ電流対策になります。
ふだんから電動の医療機器を手放せない方(医療依存者)は、代替手段(予備電源など)をあらかじめ用意しておきましょう。また、停電時の安全対策について電力会社にもご相談ください。
家族で非常時の防災計画を話し合っておきましょう。日常生活に必要なものを挙げ、それらを入手できない場合はどうするかを考えます。
健康上の理由で電力が常に必要な方は、あらかじめ電力会社に事情を説明し、「医療依存者」として登録できます。電力会社には、申請者の登録手続きが義務付けられています。
医療依存者向けの停電対策については、Electricity Authorityの公式サイトをご覧ください。
緊急情報にご注意ください。 緊急通報受理機関と地元の民間防衛組織の情報を確認します。
電池式や太陽電池式のラジオ、あるいは車載ラジオは、宇宙天気の発生時でも使えます。宇宙天気の発生直後は電話回線が機能しなくなる可能性がありますが、しばらくすると復旧するはずです。大切な連絡先リストも作っておきましょう。
宇宙天気については、まだ多くが解明されていません。全国の送配電網に接続していない太陽光発電や自家用発電機には影響を及ぼさないものと考えられ、これらを使って家電や携帯電話を充電できます。また、車のバッテリーを使って携帯電話のような必需品を充電するのも一つの手です。
屋外用ガス器具(パティオヒーター、キャンプ用コンロ、バーベキューなど)は、屋内で使用しないでください。
食品はまず冷蔵庫の中の物、次に冷凍庫、それから戸棚にある食品や緊急時の備蓄食品へと順に消費していきましょう。
食品の安全な保管方法については、Ministry for Primary Industries (第一次産業省) の公式サイトをご覧ください。
自家用発電機を使用する際は、使用者やその家族、従業員などの安全を守るために正しく使う必要があります。
緊急時に自家用発電機を使用する際は、あらかじめWorkSafeが公開している注意事項をご確認ください。
地元の緊急通報受理機関と地元の民間防衛組織の指示に従ってください。
計画停電がしばらく続くことを見込んで、使用していない家電製品の電源はできる限り切ってください。すべての電線やコンセント、機器を「通電中」と見なし、慎重に取り扱ってください。
冷蔵庫や冷凍庫内の食品は食べる前に点検し、見た目や臭いに異常があれば廃棄しましょう。いったん解凍した食品は再凍結しないでください。
最寄りのCivil Defence Emergency Management Group (民間防衛緊急管理グループ) を検索できます。